涙と鯛焼き

2/11(日)

Rの保育園の同級生が遊びにくる日。皆で回転寿司を食べて我が家へやってきた。俺は家で昨日揚げたチキンカツとヒレカツを卵で閉じてカツ丼。その後、スーパーへお菓子や飲み物を買いに。

一番の仲良しの友達のようで、とにかく楽しそうに遊んでいる。保育園でもこんな感じなんだろうな〜と微笑ましい気持ちに。

夕飯、妻が出かける用事があるので子供達と夕飯。特別にハンバーガーを作って食べさせた。

 

2/12(月)

祝日。Rの小学校入学に向けて通学路を一緒に歩いてみる。子供の足で片道30分弱と結構な距離。片道だけならなんてことないのだが、歩いて行ったからには帰りも歩かねばならず、また4人で通ってきた道を引き返す。

Rは最近鯛焼きを食べたいと言っていたのだが、ちょうどこの日は家の近くに鯛焼きのキッチンカーがくる予定らしい。戻ったら鯛焼き買おうね、とRを励まして帰り道を歩く。家付近まで帰って来れたものの、肝心の鯛焼きキッチンカーはそこになかった。どうやらすでに撤収した後だったようだ。

突然今日一番の楽しみを失ったRは、大きなショックを受け、悲しい気持ちになり、足取りが重くなり…。泣きそうになりながら俯いたまま家路へ。玄関に着くと壁の方を向いてぽろぽろと泣いている。抱き寄せると俺の靴にも涙がぽたり。

流石に可哀想になって、すぐに車に乗って鯛焼きを探しに行く。かろうじて近所のスーパーで冷凍の鯛焼きが売っていた。

鯛焼き屋になりきって子供の注文をとり、レンジで温めた後にトースターでカリッと焼き、キッチンペーパーで包んで提供する。

機嫌を取り戻し、夢中で鯛焼きを頬張るR。よほど美味しかったのか、夕飯のデザートにもう一つ食べたいと言っている。ひとまず喜んでくれたようで何より。

真剣に南部鉄の鯛焼き器を買おうか悩んだ。こういうやつ(本当はもっと持ち手に鉄感があると尚良い)。

夕飯は肉や野菜で中華風の餡を作り、多めの油でカリッと焼いた焼きそばにかけて食べた。

たくさん歩いたこともあり、疲労感と共に就寝。