蕎麦打ちには道具が...みたいな固定観念があり、かれこれ5年以上前から「やるぞ」と言いながらなかなか一歩目を踏み出せずにいた。結局は自分で手を動かしてみないと何が必要なのか、どこに金をかけるのか、そもそもこれからも続けたいと思うのかなんてわからんよな、と思いまずは動き出してみることに。
そう思ったのが2日前の話。まずはAmazonで手頃な蕎麦粉を購入した。結局のところ、蕎麦粉がそこらへんに売っていなくて手がつけられなかったこともある。早くAmazonで買うべきだった。
まずは二八蕎麦を作ることに。
- 蕎麦粉:160g
- 強力粉:40g
- 水90g
混ぜ合わせた粉に対し、70gの水を何回かに分けて入れながら水回し。細かい粒状にする。
残り20gの水を5回程度に分けて入れ、その都度指先で混ぜ合わせる。だんだんと粒が大きくなる。
塊を一体化させるようにこねる。その後、右掌で中心に向かって生地を折りたたむ→少し回転させる、を繰り返して球状にする(ヘソと呼ばれる部分を作る)。
ヘソが円錐の頂点になるよう、転がして形を整える。
頂点から押しつぶすと円形に。綿棒を使って巻き取れるほどの厚さに伸ばす。ちなみに麺棒はホームセンターの木材コーナーで30分前くらいに買ってきた90cmのやつ(798円)。
綿棒に生地を巻きつけ、何度か伸ばすと楕円状に。反対側も伸ばすと四角い状態に。
周辺を伸ばした後に折りたたむ。
駒板がないので、空き箱をガイドがわりにして麺切りをしていく。なかなか均等な幅にカットできない。
2分程茹で、冷水で洗って盛り付ける。ここまででだいぶ麺が短くなってしまった。が、なんとか蕎麦っぽい見た目に。
ちなみに蕎麦つゆは鰹節に煮切ったみりん、醤油、砂糖で作った。一晩くらい寝かせるともうちょい鰹の風味がしっかり出つつも味が落ち着きそう。
なんとか蕎麦の形はなったが、改善すべき点ばかり。この熱が冷めないうちに何回も作ってみようと思う。主な反省点および改善点としては...
- 麺が短くなる。まずは麺を打ち終わるまでに時間がかかって乾燥気味なので、手順をしっかりと覚え、スムーズに麺切りまで辿り着く。
- 打ち粉が少ない。麺を切る時に生地同士がくっついたので、もっと大胆に使う。
- そもそもちゃんと打ち粉を用意する。今回は強力粉で代用したので、せめてコーンスターチにする。
- 駒板を準備する。木材を貼り合わせて自分で作ることができそう。
- 麺切り包丁を準備する。菜切り包丁で代用できるかと思ったが結構厳しかった。もう少し刃の長さと重量が欲しい。
つまり、麺が短くなるのを改善しつつ、クオリティに直結しそうな道具は素直に買う(か作る)ことにする。あとは数をこなすしかないのかもしれない。
当面の目標は、年末までに自分で納得いくクオリティの麺が打てるようになりたい。自ら年越しそばを作れたら最高だよね。