9/23(土)
家でのピザ作りに革命が起きてしまった。これまで家のオーブンで作るピザといえば、じっくり焼かれたパンのようで、高温の窯にて短時間で焼かれた、いわゆる「店のピザ」とは縁遠いイメージだった。というか、美味しいピザは超高温の熱源によってもたらされるものであり、それはどう足掻いたって一般家庭のキッチンでの再現は難しいものだと思っていた。
だが今日、まるで店で食べるようなピザが家で出来てしまった。オーブンの温度をいかに上げるとか、ピザ専用の加熱器具を検討するとか、400℃を超える石釜とかは別に必要なかった。
方法は簡単で、煙が出るまで加熱した鉄のフライパンとガスバーナーで、両面から焼くというもの。これなら短時間で高温まで持っていけるし、生地の水分も飛ばないのでもっちりした食感も残りつつ、窯で焼いたような焦げやさっくり感も再現できる。
いつも作っているホームベーカリー+オーブンの組み合わせでも良いのだが、(最近外食でピザが多かったこともあり)もうちょっと美味しく作りたいよな、と思い、2時間くらいピザ作りについてボケーっとネットで調べていた結果、先の知見を得た。フライパンでピザを焼く人が一定数いるのは知っていたが、オーブンを使わない「手軽さ」や、蒸し焼きにすることで得られる「ふんわり感」とセットで語られることが多く、本格的なピザとは別のベクトルだと思っていた。まさかバーナーを併用することでここまで美味しくなるとは。
マルゲリータの他に、子供と一緒にウインナーとコーンのピザ、キノコをたっぷり乗せたピザなどを作った。生地の伸ばし方のコツも少しずつ掴めてきたので、しばらく家でピザを食べまくったらもっと美味しいものが作れそうでわくわくする。そして何よりも短時間でできるので、これからは思い立ったらすぐにピザを食べよう。
ちなみに、この日は友人が子供を連れて我が家にやってくる予定で、ピザが食べたいとのリクエストだった。大人のつまみは鮪の山かけやローストビーフ、シーザーサラダなど。
シーザーサラダには、低温調理で作った温泉卵(65℃で30分、放置した状態でまとめて作れるので楽)を乗せ、ちょっと奮発して買ったパルミジャーノ・レッジャーノをゼスターグレーターでたっぷり削った。
乾杯は赤星で。
久しぶりに会ったこともあり話も弾む。子供同士も年齢が近く、一緒に楽しく遊んでいる姿を見るとこちらも嬉しい。