音楽体験

7/17(月)

朝食は昨日作ったピザの残りとアイスコーヒー。

 

食後、RとTVで見かけた忍者ごっこをやろうと盛り上がり、廊下にビニール紐を張り巡らせる。これに触れずに向こう側に行けたらOKという感じ。難易度高めかと思いきや、子供達は容易く通過している。トイレと洗面台の前という使用頻度が高い場所に設置してしまったため、俺もいちいち這いつくばって廊下を通る羽目になった。

昼食、妻と寿司が食べたいよね、となりスシローでテイクアウトの寿司を注文する。妻にとりに行ってもらう間に、俺は明日以降の弁当のおかずも兼ねて唐揚げを揚げた。

毎回注文の内容が同じになるような。

今回は初めて鯖寿司を頼んでみたが、これがなかなか美味しかった。割と脂の乗った鯖と、シャリの中に挟まれている生姜が良いアクセントになっている。4切れ400円で食べられる鯖寿司と思うと満足度は高い。しばらく定番になりそう。

 

夕方、LOSTAGEのライブへ。今回のアルバムは一般流通やサブスクでの配信はないため、(ほぼ)ライブハウスの物販でCDを手に入れないと聞くことすらできない。アルバム内の曲は、過去にYoutubeで公開されている「瞬きをする間に」以外はその音を初めてライブハウスで聴くことになる。
MCでも触れていたが、こういうネガティブな側面もあるようで。

 

ここで言うような「音楽体験の価値」を大切にしたいとは思いつつ、一方でその気持ちが年々希薄になっているのは自分でも否定できない。それは音楽の聞き方の変化、俺にとっての具体例はApple musicによってパーソナライズされた音楽を巡るぬるい心地良さ。

この夜のライブとその帰り道の気持ちは、言葉にすると陳腐なものになりそうなので特に書かない。ただ、フィジカルの音源を自ら足を運んだ先で購入し、鞄に入れて持ち帰り、はやる気持ちを抑えて封を開け、家のプレーヤーにセットして聴く、という久しく遠のいていた行為を今再び行っている。きっと今後このアルバムを聴くたびに、この日のライブを思い出すはず。

自分が大切にしたい音楽への向き合い方を再認識するような、とても貴重な夜になった。

この余韻はしばらく醒めない。