台湾ひとり食事旅(前編)

台湾へ行ってきた。チケットと宿を予めおさえていたものの、台湾地震の発生で予約を一度はキャンセル。その後の台湾観光庁の旅行に来て大丈夫だよ、という声明を確認してやはり行くことに。

目的はシンプルで、台北周辺で美味しい食事をたくさん食べること。そして自宅でなんとなく台湾っぽい料理を作れるようになること。ずっと台湾に行きたいと言っていた俺を、ひとり旅という形で快く送り出してくれた妻と子に多大な感謝を。

1日目

桃園国際空港

出発は金曜日の終業後。仕事を終えたら空港へ向かい、タイガーエアの夜の便で出国。3時間半ほどのフライトで桃園国際空港へ。

5000元が当たるキャンペーンを一瞬で外し、なんとか自動両替機で現地の紙幣をゲット。この時点ですでに22時過ぎ。さらにMRT(台湾の地下鉄)に乗るためのICカード購入方法がわからず構内をうろうろ。やっと見つけた券売機で購入を試みるも、紙幣の金額が大きすぎて使えない。カタコトの英語で駅員に両替をお願いすると、日本語で対応してくれなんとかICカードを入手。

 

台北

ややあって台北に到着。すでに23時を過ぎており、歩いて宿を目指す。見知らぬ街、初めての空気感、巨大な建物たち。ゾクゾクするというか身震いなのか、久しく経験していなかった未知に対する自身の感覚を確かめるように宿を目指す。

 

Taiwan Youth Hostel & Capsule Hotel

台北駅から徒歩圏内のカプセルホテルを拠点とした。というか台北は日本同様宿の価格が恐ろしく高騰しているようで、風呂トイレ付の個室なんて手が出なかった。少し離れた場所も検討したが、結果的に台湾初心者の俺は台北駅周辺に連泊して本当に良かったと感じている。

taiwanyh.com

 

火災報知器作動、屋外へ避難

チェックインを済ませようやく荷物を降ろして靴を脱げたのが24時過ぎ。だが、部屋に入った瞬間に火災報知器が作動し、すぐに屋外に避難せよとのアナウンス。スリッパのまま降ろしたばかりの荷物を再び抱えて屋外へ。すでに外には数十人が避難。シャワー中だった人も多く、濡れた髪そのままに避難している。何台も駆けつける消防車を反対の道路からぼけーっと見つめ「今日泊まる場所は... ?」と心の中で呟く。

消防隊が室内を確認した結果、誤作動だったようで宿泊は問題ないとのこと。安堵感と共に就寝。疲れた。

 

2日目

5時に起床。あまり寝ていないが元気いっぱいである。出かける準備を済ませ、近隣の飲食店の開始時間をチェックする。行きたい店はたくさん考えてきたが、結局その時の気分と胃のキャパと相談して決めていこうと思う。

老蔡水煎包

1食目。宿の付近で6時からやっている路面店で朝食。水煎包という肉まんを焼いたような手軽な食べ物。作りたてということもあってとんでもない熱さ。肉感がしっかりとあるシンプルな味付けの餡。表面はふんわり底面はこんがりで齧り付いた瞬間に溢れる肉汁。どのようにしてこの量の肉汁を閉じ込めているのだろうか...。あまりの美味しさに台湾一口目から衝撃を受けてしまった。20元。

maps.app.goo.gl

 

永和豆漿大王

小腹を満たして少し歩くと朝食を提供している店を発見。台湾の朝食の定番という鹹豆漿(30元)と蛋餅(20元)を注文。英語や日本語が書いたメニューがあるので、注文もなんとかなった。

鹹豆漿は豆乳スープのようで、あっさり目の塩味に八角の風味。具はザーサイ、小エビ、ネギなど。食べているとおぼろ豆腐のように固まってくる。

蛋餅は小麦生地と卵(と少しのネギ)を薄焼きをにして丸めたような感じ。店内にあるオイスターソースと甘酢を混ぜたような酸味とコクのあるタレをかけて食べた。この時点で結構満腹に。

台北植物園

腹を空かせるために植物園を散策する。広大な敷地には散歩をする人や音楽を流しながら運動をする人がたくさん。そしてカメラ片手に植物の写真を撮る人が多い。

植物園というより森のよう。1時間半ほど滞在して歩き回る。

街を歩き龍山寺を目指す。街並みが格好良い。

 

龍山寺

有名な寺院へ。街を歩いていると突然巨大な構造物が現れて驚く。

細やかで美しい迫力のある装飾。手を合わせて平穏な生活を願う。

 

小王煮瓜

たくさん歩いて無理やり空腹モードを作り出し、10:30の開店をめがけてこちらの店へ。注文の流れが掴めずキョロキョロしていると、簡単な英語で注文手順を教えてくれた。てっきり店員だと思っていたのだが、テイクアウト待ちをしている優しいお客さんだった。感謝。

念願の台湾ビールと、茶色いもの×3を頼む。

魯肉飯(小)35元。色の割に味付けはシンプル。八角感もなく甘さ控えめ。焦がしたような醤油の香ばしさが際立っている。とろとろの脂身とご飯の一体感でさらっと食べられる。

角煮75元。脂身たっぷりだが、脂が抜け切ったほろほろとした食感で箸で簡単にほぐれる。タレは魯肉飯と共通で香ばしさがっつり。角煮とはまた違う美味しさ。これは家で作りたい。

豆腐も同じ味だが、今回のメニューの中では箸休め的なポジションに。台湾ビールはあっさりしており、タレの香ばしさと抜群に相性が良い。


鶯歌陶瓷老街

すっかり満腹になり、休憩も兼ねて電車で30分ほど移動して陶器が有名な街へ。街を散策して何軒か店舗を覗くも、あまりの暑さで早々に切り上げる。

 

50嵐

大汗をかいたので水分補給。レモネードを注文する。氷と砂糖の量を選ぶことができ、氷少なめ甘さ半分にしたらやたらと酸っぱかった。もうちょい甘めでも良かったな。疲れた体に染み渡る。飲みながら駅へ。

疲れたので一旦宿へ戻り、30分ほど仮眠をとる。中心部に宿をとって本当に良かった。

 

華山1914文創園区

イベントスペースやショップが並ぶ、カルチャー発信拠点のような存在らしい。

ちょうど俺が訪れた日には、植物の展示会的なイベントが。奇跡的なタイミングと思い入ってみる。

いろいろとビカクシダ見られたら良いな〜くらいの気持ちでいたのだが、とんでもないイベントだった。希少品種のオンパレードで日本で買おうとしたら数十万円、数百万円レベルなのでは?という株がゴロゴロ。

放心状態で会場を後に。小さい株でかなり安く売られている物もあった。いつかは植物検疫を通過する方法を学んで日本に持ち帰りたい...。

 

阿城鵝肉 吉林二店

ガチョウ肉を食べられる店。ミシュランのビブグルマンにも選出され、かなり混むらしい。事前のネット予約が満席でできなかったが、ダメ元で店の前まで行くと人は少ない。ひとりだったこともあってか、少し待っただけで席に通してもらえた。

半身220元。半身は部位指定ができないようだが、モモの部分が来た。地鶏みたいな弾力ある噛みごたえ。燻製されているようで、肉の旨味とスモーキーな風味がダイレクトに広がる感じ。それを爽やかな台湾ビールで流すのが最高。肉の下には生姜が敷いてあり、これもまたコクのある肉と合う。タレも何種類か用意されている。

蛤のスープ90元。こちらもだいぶ塩分控えめな味わい。蛤の旨味もあるが、生姜の風味の印象が強い。こってりとした肉に合わせるスープとしてばっちり。

この時点でかなり満腹に。ひとり旅は料理を一人で完食するしかないので、どうやっても胃のキャパが足りない。ましてや全体的に結構なボリュームでやってくるので、なかなかに胃が苦しい。店を後にするととんでもない行列ができていた。

 

京鼎小館

だが食べるのをやめる訳にはいかない。食べたいものがありすぎるから。小籠包を食べられる店へ行き、台湾生ビールを注文。高温殺菌をしておらず賞味期限が18日間というもののようだ。こちらもすっきりめの味わいで、料理問わず相性良さそう。

小籠包220元。肉の油がたっぷり入ったこってりとしたスープと、それを包む柔らかな生地。10個も食べられるか?と怯んだが問題なかった。初めの5個は欲望のままに食べ、残りの5個は無くなるのを惜しみながら食べた。

店員に日本語が通じて大安心。ようやく台湾式の注文(注文用紙に書いてある料理メニューから食べたいものを選び、席番号を書いて店員へ渡す)にも慣れてきた。追加注文はどうやってするのか謎だが。

 

台北101

せっかく台北に来たのだから、と思い行ってみた。近づくととんでもない巨大さ。この日は天気も良く視界も良好なので展望台まで登ってみようと思ったが、ちょうど訪れた時間でチケットの販売が終了とのこと。仕方ない。

周辺は若者の街という感じで、外で音楽をかけながらひたすらストロング系の酎ハイをはじめとする高アルコールの飲み物を飲んでいる人が多数。近くのコンビニもアルコール分9%の飲料が飛ぶように売れており、酎ハイ系はほぼ9%のものしかなかった。

電車で宿に戻り、シャワーを浴びて24時頃に就寝。