沖縄へ(4日目・最終日)

旅行最終日。これまでの続き。

日の出

6時を少し過ぎた頃に起床。今日も日の出を見ようと思ったのだが、やや寝坊したのですでに少し昇っている。せっかくなので宿を出て近くの海までひとり歩いていく。今日も海と朝日が綺麗だ。

石の上にしゃがみ込み、しばらく海をぼーっと眺めた。そういえば今日は平日だということに気づく。本来ならば仕事をしているはずの曜日に、遠く離れた海を眺めている非日常感。仕事とかけ離れた環境の少しの休息で、ちょっとだけ仕事を頑張れそうな気がしてくる。

砂浜を歩き、綺麗な石を拾ってホテルへ戻るとRが起きていたので朝食にする。

 

朝食

初日にスーパーで沖縄そばの麺とスープを買ったのだが作れていなかった。今日の朝食にする。

昨日のBBQで余った肉を柔らかく煮て乗せた(昨日から煮込んでいた)ら、なんとなくそれっぽい見た目に。鰹出汁が効きつつ、豚骨のベースがしっかりしている。このタイミングで食べて正解だったと思えるようなしみじみとした美味しさ。余った食材たちも消費したので、かなりボリューミーな朝食になった。

荷物をまとめて宿を後にする。大変快適で過ごしやすい場所だった。

 

ウミカジテラス

この日も天気が良くひたすらに暑い。空港が近いので離発着する飛行機を近くで見ることができる。

そのままレンタカーを返却。空港のターミナル付近まで送ってくれたので助かった。オキナワレンタカー、お世話になりました。

手荷物を預け、空港近辺を走る沖縄のモノレール「ゆいレール」で移動。そういえば、家族4人揃って公共交通機関に乗るのは初めてなのだが、とにかく皆が席を譲ってくれる。沖縄の方々の暖かさに触れながら、ありがたく子供と一緒に席に座らせてもらう。

 

壺屋やちむん通り

沖縄の言葉で「焼き物」を意味する「やちむん」を扱うお店が並ぶ通り。古今が混在する街並みやお店の並びは歩いているだけで楽しい。あまりの暑さ&徒歩移動で子供は疲れ果ててしまったので、かき氷を食べて休憩。その間に、俺はひとり器を買いに。

 

壺屋民藝

古くからあるお店のようで、いかにもやちむん感のある商品が並ぶ。店内は静かで客は俺ひとり。格好良いな〜と商品を眺めていたら、店員のおばあちゃんが話しかけてくれ、表示価格よりも安く購入することができた。

 

育陶園

こちらはモダンな商品も並ぶ。沖縄の地域クーポンの余りをここで使うことができた。

これで観光は全ておしまい。最寄りの駅まで歩き、空港へ向かう。Aの機嫌がやたらと良く、駅までの割と長い道のりを抱っこせずに歩いてくれた。

 

A&Wバーガー

昼食はこちら。沖縄に展開するハンバーガーチェーン、A&Wバーガーで。Rの大好きなハンバーガーをどこかで食べたいと思っていたので旅程に組み込んでいたのだが、昼時に行ったら行列ができるほどの激混み。しばらくならんで入店。

A&Wの定番ドリンク「ルートビア」も注文してみる。甘味に加え、バニラとハーブ類の主張が結構強く、独特な風味なので好みは分かれそう。俺はどちらかというと苦手な部類なのだが、沖縄という非日常感のため、それすらも現地の味として許容できてしまう。

そのまま飛行機に乗り、無事に帰宅。

最寄りの空港に着いた瞬間、淀んだ色の海水と、防波堤にぶち当たって激しい波しぶきをあげる日本海に迎えられ、あまりのギャップに「帰って来た」を感じる。

 

家での夕飯

スーパーに寄って帰り、魚と肉を揚げる。やはり自宅キッチンは快適だ。

オリオンビールと、沖縄で買って美味しかったチューハイ。

〆は沖縄定番のカップラーメンらしい金ちゃんヌードル(作っているのは徳島の会社のようだ)。

買って来た器を開ける。どれも厚みがしっかりしている。

毎回、旅行のあとは「やっぱり自宅が落ち着くな」の言い合いになるのだが、今回の旅行は家のように快適な宿だったので、すんなりと元の生活に戻ることができた気がする。


全体的な感想

  • 今回の旅行のコンセプトである「非日常感を味わう」は達成された。
  • とにかく気候が違う。さすが亜熱帯。カレンダー上の日付と気温や日差しの強さが一致しなくて頭がバグる。
  • 緑が違う。山の木、街路樹、一般家庭の庭、ホームセンター、いたるところで目にしたことのないような植物ばかりで新鮮だった。たぶんこれは最近植物に興味を持っているからで、2年前だったら全く視界にも入っていなかった感覚だろう。
  • 海が綺麗で波が穏やか。普段荒れまくった海しか見ていないので穏やかな気持ちになる。子供の喜びようを見ると、プールや海に入れてよかった。
  • コンドミニアムの快適さが凄まじい。まず玄関で靴を脱げるだけで、子供関係のストレスが一気に低減。普段の旅行は外食ばかりで食べ疲れをするが、良いバランスでコントロールできるのもよし。ただ、今回は自炊に振りすぎた気も。
  • 食べ物自体の美味しさというよりも、全く文化圏の異なる地域で食事をするという、経験としての美味しさの満足度が非常に高かった。飛び抜けて感動するほど美味しい、という食事はなかったが、食事の満足感が凄かった。最も美味しかった食べ物は2日目に訪れた「てつこのそば」で買ったサーターアンダギー。美味し過ぎたので再訪したい。
  • 地域クーポンが全部で20,000円もついたが、使える店が観光関係に限られるので使うのが大変、最後の器で帳尻を合わせられて良かった。
  • 初めての沖縄だったが魅力が多すぎるので一度で満喫するのは不可能。いつかまた訪れよう。子供も終始楽しんでいたようだし、今のタイミングで行くことができて良かった。総合的に良い旅だった。