石記

暮らしの記録

自分のために鞄を作った

昔から鞄を買うことが苦手だった。

これまで心ときめいて買った鞄は10代の頃に衝動買いしたJasM.Bのボストンバッグくらい。20代半ばまで、毎日のようにぼろぼろになるまで使ったが、本当にぼろぼろになったので使うのをやめた。

日常的に鞄を持つのは苦手だし、基本手ぶらで移動したい。とはいえ会社へ弁当を持っていく都合上、何かしら鞄を使用せねばいかんので、長い間無印の小さい鞄を使っていた。が、それも劣化してきたので、思い切って自分の鞄を作ってみることに。

 

もともと1年ほど前に妻がミシンを購入したのだが「俺も自分のものが作れるようになりたい!」と謎の創作意欲が生まれ、意味もなく巾着袋を量産したり、自分の弁当袋を作ったりしていた。当時の目標は自分の鞄を作ることだったが、本日それを達成してしまった。自己満足の鞄だが。

 

参考にしたのはこちら。

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完成のイメージとして、帆布のボディ+革の持ち手という構想はずっと持っていた。数ヶ月前に帆布は購入していたのだが、なかなか理想の持ち手を見つけることができずかなり時間が経ってしまった。そんな中、Creemaにて割と理想に近い革の持ち手が出品されているのを発見。思わず2セット購入した。

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休日のAM、作業を開始。本に記載されている寸法通りに生地をカットする。ここが最も大変だった。定規が短いので長い線を引くだけで一苦労。

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気合いで縫いまくる。いつも失敗ばかりしているが、今日は調子が良い。合わせる部分もぴしっと決まった。内側にバイアステープを縫い付ける作業がしんどいのと、帆布を重ねた部分を縫うたびにミシンが苦しそうな音をあげていて申し訳なくなった。

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持ち手をつける作業。位置を確認し、カシメ用の穴をあける。時間をかけて縫い上げた生地に目打ちを突き刺すのはかなり緊張した。

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持ち手の穴に通してみる。なんだかそれっぽい。カシメのサイズや長さは勘で買ったのだが、(多分)ちょうど良かった。

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カシメをあててみる。鞄っぽくなってきた。

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カシメのことを調べると関連する道具が多くて訳がわからなくなる。打ち台とか打ち具とかあったほうが良いのだろうが、今日のところは家にあるカナヅチのみでやってみる。

打ち台代わり?に庭のコンクリートの上でカシメを叩いてみる。きっちりとはまった。

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ガンガン叩いたせいか、カシメの表面がフラットになった。きっと丸みを帯びている方が良い(だから打ち具とかが存在するのか?)のだろうが、これはこれでシャープですっきりとした仕上がりで良い気がする。

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なかなかよいのではないだろうか。ポケットや装飾は一切ついていないミニマルな鞄。完全に素人の自己満足だが、すっかり気に入った。こういう鞄が欲しかった。

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持つとふにゃっとして形が崩れるので、段ボールをカットし、ガムテープを巻いて底板にした。使用には差し支えないが、あまりにチープすぎるのでそのうち布でも巻いておこうと思う。f:id:kabs:20220310223840j:plain

作業時間は4時間(構想や準備には半年くらい)、費用は2000円ちょい。

総合的に大満足。「自分が使う鞄を作れた」という満足感が何よりも大きい。流れを掴めたので、次回はもっとスムーズに作れそう。そのうちサイズ、色違いでいくつか作ってみたい。長く使えることを祈る。